スポーツメーカーに入るにはどのくらい英語力(TOEICの点数)が必要?!(アシックス、ミズノ、デサントetc.)
「スポーツメーカーに入るには、どの位の英語力があれば良いんだろう?」
「TOEIC受けたことないけど、スポーツメーカーの面接には不利なのかな...」
本気でスポーツメーカーを目指す学生にとって、英語力がどれくらい必要なのか不安ですよね?
本記事では、
「英語力とスポーツメーカーの関係」
「スポーツメーカーに入るのに、TOEICの点数はいくら必要か?」
に触れつつ、上記のような不安を解消していきたいと思います!
日系スポーツメーカーの採用情報には、必ず「グローバル」「海外」といった言葉が見られます。
日系企業は、日本国内の市場が成熟しているため、新たな市場を求め海外にビジネスを展開しています。
主要日系スポーツメーカーの海外売上比率を見ると、
アシックス74%(2016年度)、ミズノ36%(2015年度)、デサント60%(2016年度)です。
それぞれの企業が今後も海外販路を拡大していくことを掲げています。
それでは、大手スポーツメーカーに入るには、英語力が無いとダメなのでしょうか?
採用のポイントは英語だけではない
上記のメーカーの海外ビジネス展開に加え、採用HPを見ると、国際○○学部卒業の見た感じ英語ペラペラの先輩インタビューが載ってて、「これはやばいぞ...」と思うかもしれません。
しかし、断言します。
スポーツメーカーに入社するにあたって、
英語力なんていりません!!!
正確に言いますと、
英語力が無くても入社できます!
ただ、もちろん面接時も入社後を考えると、英語はできるに越したことないです。
大手日系スポーツメーカーの内定者(アシックス、ミズノ、デサント)には、「英語ペラペラ勢」と「英語できない勢」の両方がいます。
こうした状況の背景を考えてみましょう。
「そもそも企業は、どのような学生が欲しいのでしょうか?」
「英語ができる学生」ではなく、「優秀orポテンシャルを持っている学生」です。
新卒で採用する学生は、40年間以上働く人材として雇われます。
英語なんて1年本気出せば最低限の会話能力を身に着けることはできます。
採用時の英語力なんて大した差ではないのです。(ただ、ほとんどの人事は英語ができないので、英語ができる学生を過大評価しがちですが...)
日本のプロフェッショナルという選択肢
英語が出来なくても良い。
ただ、その代わりに、「優秀orポテンシャルを持っている学生」になる必要があります。
そう言うと、「全国大会で〇位でした」「ビジネスコンテストで優勝しました」といった経験が必要なのではと考える人もいるかもしれませんが、
大手日系スポーツメーカーに「英語できない勢」で内定を取っている学生は、意外と普通の学生もいます。
普通にサークル所属して、普通にアルバイトして、普通にゼミ活動をしている人です。
もちろんそうした学生は、伝える力、論理的思考力、真面目さ、親しみやすさ、圧倒的な愛嬌、圧倒的スポーツの知識といった何か魅力的なものを持っている印象です。
ミズノはまだまだ売り上げのほとんどが日本です。
現時点で、ミズノは日本でのビジネスが最重要であることが分かります。
デサントはグローバル事業を担う「株式会社デサント」と、日本事業を担う「デサントジャパン」とに分けて、新卒の学生は「デサントジャパン」への採用となります。
こうした企業で採用された人は、全員海外に行くのでしょうか?全員海外事業に関わるのでしょうか?
将来のことは分かりませんが、日本の市場規模が小さくなっているとはいえ、日本でも販売を止めることはないと思います。
こうした企業は、「日本事業のプロフェッショナル」も欲しいのです。
日本の市場を良く知り、日本の各業界にパイプを持った人材です。
ただ、アシックスは相当にグローバル人材育成を掲げています。
神戸本社の社内にも外国人の方が増えてきているようです。
アシックスでは、グローバルから縁遠く働くのは厳しいかもしれません。
ちなみに、アシックスジャパンは、日本支社の扱いを受けるために、英語力はそこまで求めないと思います。
ただ、安心してください。
アシックス本社採用にも英語を話せない人が内定しているようです。
TOEICの点数は何点あると良いの?
ここまで読んできた皆さんは、こう思うかもしれません。
「で、TOEIC何点必要なんだよ?!?!?!」
わかります。
私も、就職活動している時思いました。
「結局TOEIC何点取れば良いの?」って。
特に就職活動を控えた学生にとっては、指標が欲しいものです。
なので、私の個人的な感覚で、ざっくりとした指標を作ってみました。
個人的感覚であてずっぽうです。ご了承ください。
◆TOEICの点数の指標
850点以上 | アシックスで「入社後すぐにでもグローバル関係の仕事をしたいです」と言っても良い気がします。 |
730点 | ミズノとデサントで「入社後すぐにでもグローバル関係の仕事をしたいです」といっても良い気がします。アシックスだと弱いような...。 |
650点 | 「昔の点数なので、今受ければもっと取れます」と言い訳した方が良いような気がします。 |
600点 | 「TOEIC受けたことない」って言った方が良い気がします。 |
なお、TOEICの点数を上げるための勉強法については、以下の記事をご覧ください。
「TOEICのための勉強をするな!」TOEIC点数を100点以上伸ばしたい大学生・就活生!TOEIC600点から940点までアップさせた900ホルダーが英語勉強法を教えます。
英検が狙い目?!
面接でアピールということを考えると、英検もおススメします。
英検はTOEICと違ってスピーキングやライティングもあります。
「私は、使える英語を意識しています」感を出せます。
そして、英検は、大学受験できちんと勉強してきた人には、非常に受かりやすいです。
英検の問題は、アカデミックの題材が多く、大学受験の知識を使えます。
更に、英検の二次試験であるスピーキングテストがとーーーーーーーっても簡単です。
筆者は、英検準一級のスピーキングテストを合格最低点で合格しました。
その面接では、「こんなんで受かって良いの?」っていうレベルの受け答えしかできませんでした。
時間があったら、TOEICだけでなく英検にもトライしてみてください!
おわりに
英語力が無くても日系スポーツメーカーに就職することは可能だと伝えてきました。
あなたの人間力、伝え方、あなたが行ってきた経験で補うことができます。
しかし、もちろん英語力があった方が良いです。
面接の際に自分の価値を上げるだけでなく、入社してから便利です。
入社後、英語を使う必要のない部署に配属されるかもしれません。
しかし、突然英語が必要になることもあります。
私が訪問したOB・OGの中にも、英語が全くできないのに、海外と連絡を取らなくてはならない部署に突然移されて、
「必死に勉強した...今でもつらいよ...」と話された方がいました。
英語は一朝一夕で身につくものではありません。
一日5分でも良いのでコツコツ勉強することをおススメします!特に学生のうちに!!!本当に変わりますよ!!!
頑張ってください!